【詐欺注意】有名人なりすましのウェブ広告の手口と対処法を公開

通帳を狙う画像

ここ数年で、有名人の名前や画像を悪用してお金を騙し取る「有名人なりすましウェブ広告」を活用した詐欺が問題視されています。

中には、パターンを変えながらサービスを宣伝し、詐欺被害が広まっているものもあるので注意が必要です。

今回は、詐欺被害をうまく回避するためにはどうすれでいいのか、なりすましウェブ広告の手口と対処法をご紹介します。

騙されたくない人は、ぜひ参考にしてください。

目次

有名人なりすましウェブ広告の手口

詐欺を思わせる画像

有名人なりすましウェブ広告の手口は、大きく分けると以下の2つになります。

  • 無断で名前や画像を利用するもの
  • 偽アカウントを活用するもの

いずれも、ターゲットになっているのは、投資や経済などと関わりが深い人物が多いようです。

まずは、それぞれの手口について、詳しく見ていきましょう。

詐欺手口①無断で名前や画像を利用する

有名人の名前や画像を許可なく利用して「〇〇は利益が出る」と宣伝し、怪しい投資セミナーなどへの新規登録者獲得を目的とする手口です。

「〇〇が推薦」など、あたかも本人が作ったり関わったりした投資案件だと思えるような書き方をして、言葉巧みに勧誘するのが特徴です。

SNSを運営する企業の多くは詐欺広告を掲載しないための対策を講じているものの、詐欺広告は100%掲載していないと言い切れないのが現状になります。

何より厄介なのは、有名人になりすましたウェブ広告に関わっている業者の技術のレベルが非常に高いということです。

SNSの審査をうまくすり抜けて広告を掲載するためのノウハウがとにかく豊富で、運営会社の多くは対応に頭を悩ませているといいます。

有名人の名前や画像が使用されているからと、その広告に掲載している情報を全て信じてしまわないことが大切です。

詐欺手口②偽アカウントを利用

なりすましウェブ広告の詐欺につなげるために、有名人本人と思ってしまうような偽アカウントを作成して、勧誘する悪質なものもあります。

偽アカウントかどうかを見分けるためには、認証バッジの有無や公式サイトのSNS関連の情報との照らし合わせが有効です。

中には、偽アカウントかどうかを見極めるのが困難なほどよく作り込んであるものもあるため、詐欺広告に詳しくない場合は騙されてしまう可能性も残念ながら十分あります。

場合によっては、DMで怪しいURL付きのメッセージが送られてきたり有名人の名前を付けた投資コミュニティなどに勧誘されたりするなど、一歩間違えれば詐欺被害に遭う可能性もあるので注意が必要です。

有名人以外にも、金融機関がターゲットになり、偽のなりすましアカウントで詐欺広告を出しているかのように見せていることもあるのでこの機会に知っておくといいでしょう。

ここまで、有名人なりすましウェブ広告を活用した詐欺手口を2つご紹介しました。

いずれのパターンも、広告内で投資コミュニティなどのグループに参加しないかと呼びかけたりLINE登録を促したりするので「この副業始めたら稼げるかも」といった甘い考えで参加しないようにしましょう。

最終的には、LINE登録や投資講座の受講を迫られ、振込や送金を求められるケースも珍しくありません。

次からは、有名人なりすましウェブ広告への対処法をご紹介します。

有名人なりすましウェブ広告への対処法

SNSを利用する中で、有名人なりすましウェブ広告を目にした場合、どう対処すればいいのでしょうか。

詐欺被害回避につながる対処法としては、以下の3つがあります。

  • 詐欺の可能性も疑って慎重に判断する
  • 詐欺広告かもと思ったら運営企業に通報する
  • 有名人の公式サイトを確認する

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

対処法①詐欺の可能性も疑って慎重に判断する

有名人なりすましウェブ広告のターゲットになった人の中には、SNS運営側に通知書を出すなどしてすでに行動に移しているケースもあります。

以下のように、誰もが知っている有名人が運営側に訴えても、すぐに対応してもらうことは難しいようです。

仮に削除要請したとしても、すぐにはウェブ広告が削除されないのが現状となります。

そのため、有名人のなりすましウェブ広告は、いつ表示されても不思議ではない状況なのです。

「すぐに稼げる」という簡単・手軽といった点をアピールする案件は、詐欺広告の可能性もあるため特に注意が必要になります。

有名人なりすましウェブ広告の中には、海外の詐欺集団が関わっている可能性もあるといった情報もあるので、騙されないように慎重に判断するようにしてください。

PCやスマホにセキュリティ対策ソフトやアプリをダウンロードしておくと、万が一被害に遭いそうになった場合でも適切な対応ができやすくなります。

お手持ちのデバイス端末のセキュリティ対策に不安がある人は、この機会に対応しておくと詐欺被害回避につながるため安心です。

対処法②詐欺広告かもと思ったら通報する

SNSを利用する中で、有名人の名前や画像を利用した投資系の勧誘広告が表示されたときに、内容を確認する癖をつけることも大切です。

少しでも「この広告どこか怪しいな」「詐欺なんじゃ」と思ったら、迷わずにSNSの運営会社へ通報することをおすすめします。

SNSを運営する企業でも、有名人なりすましウェブ広告の削除に向けて動いているものの、対応できるスピードは企業単位で異なるのが現状です。

有名人なりすましウェブ広告による詐欺被害に遭う人を減らすためにも、危険な雰囲気を感じた場合は通報するように日頃から意識しておくといいでしょう。

対処法③有名人本人の公式サイトを確認する

実際に、有名人が投資・経済系の案件を立ち上げたり関わったりしていることもあります。

しかし、その場合は公式サイトを確認するとその旨が記載さていることがほとんどです。

公式サイトを確認しても、投資系のセミナーやプロジェクトなどに全く触れていない場合は、広告自体が詐欺の可能性が高いと考えられます。

有名人本人の公式サイトを確認する作業は手間に感じてしまう人も多いかもしれませんが、自分の身を守ることにもつながるので、できるだけ確認することをおすすめします。

有名人なりすましのウェブ広告は詐欺の手口が巧妙!正しく対処して身を守ろう

SNSを中心に広まっている有名人になりすましたウェブ広告は、LINE登録を行いセミナーやコミュニティへの参加手続きを進めてしまうと数百万円単位のお金を騙し取られてしまう可能性があります。

有名人なりすましウェブ広告の被害者にならないためには、日頃からSNSの広告を鵜呑みにするのではなく疑う姿勢で広告を見たり、SNSに通報機能がある場合は通報したりするといった形で正しく対処することが大切です。

「〇〇が推薦しているなら」と軽い気持ちで登録してしまうと、詐欺被害に遭うリスクが高まることも知っておきましょう。

詐欺被害から自分の身を守るためにも、有名人なりすましウェブ広告には十分注意しながらSNSを利用することをおすすめします。

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